N様邸 屋根塗装工事

さすがに屋根は27年経つと元のカラーベスト保護塗装は無くなりコケとカビでギッシリでした。

カラーベスト素地表層の痛みは進行しておりますがひび割れや欠損はありませんでした。

頑張って甦らして見せますね。





先ずは綺麗に高圧水洗浄です。カラーベスト表層のコケ・カビと一緒に

表層の劣化部分もそぎ取っていきました。ここまで洗浄するのは時間がかかるのですが

足場のシートや至る所に飛散した屋根の汚れを洗い流すのも大変でした。。





洗浄の次は棟や谷などのスチール部分をサンドペーパーでしっかり擦り

錆を落としながら表面を整えるのと次の塗料がしかり食いつくようにし

2液型のエポキシ樹脂系の錆止めを塗りました。

これでスチール部分の塗装前の下処理ができました。





次はこのようなスチール部分が重なっている取り合いのシーリングです。元のは劣化し切れていますね。





元のシーリングを取り除きプライマーを塗りブラックのシーリングを盛り付けました。

この部分は黒色になるのでブラックのシーリングを使用しています。





次はカラーベストの下処理です。

通常はここで遮熱シリコン塗装用の下塗りプライマーを塗るのですが

カラーベストの表層が剥き出しになっているので浸透して固まる材料を含侵して表層を固めていきます。

念のため、この作業を2回行いました。






しっかり下地を固めて、ようやく遮熱シリコン塗装の下塗りプライマーを塗り

遮熱シリコン塗装の下処理が終了です。




次はスチール部分の仕上げ塗装です。2液型のシリコン塗装を3回塗りました。(黒色3分艶)

屋根は一番紫外線に晒されるし鉄部だしと思い多めに塗っておきました。





屋根本体を仕上げる前にスチール部分は屋根下地にネジで固定されているのですが

経年で固定が緩みプカプカ動いてしまう所が数か所ありましたのでネジで増し止めしておきます。

これを怠ると工事したのに数年の間に台風で屋根の棟が飛んでしまった!なんて事に





ネジを止めた部分にシーリングを充填し念のために棟と屋根の隙間にもシーリングを充填し補強しておきました。





最後に2液型の遮熱シリコン塗装を塗り完成です。

通常2回塗ですが元の痛みも酷かったことと材料が余ったので日当たりがキツイ面は3回塗っておきました。

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