1・外壁塗装では事前に、ご依頼者様と配色や艶加減の打ち合わせを行います。
①好みの色をお聞きます。白っぽい・茶色・グレー等々・・
②好みの配色をお聞きします。口頭説明・何処そこにあるお宅みたいな感じ・ネット検索でみたこんな感じ等々・・
2.お好みを把握し、私の方でキャドシミュレーションを数パターン作成致します。

①お好みの色・配色をご自身のお宅に行うと、どの様なイメージになるか見て頂きます。
②ご自身のイメージに近い感じはあるか・もっとこんな感じも作ってほしい・全く違う色でも作ってほしい等々・・
③実際の色見本とプリンターから出たシミュレーション色の違いの確認等行います。
3・色・配色が決まったら

①対象側のシミレーションを作成します。
②同様に数パターンから選んで頂きます。

今回のシミレーションではご依頼者様の好みは、こげ茶と明るすぎないベージュのツートンがお好みとのことでした。
こげ茶・ベージュと一言にいっても多彩な色味があるので私の方で、こげ茶は暗いグレージュ(茶色とグレーが混ざった感じ)
ベージュはそれに合う落ち着いた色味をチョイス致しました。
選ばれた配色は建物の背が高く見える感じで、こげ茶とベージュのツートン双方にワンポイントで対象の色が入るような提案となっております。
4.実際の色を現地で塗ってみます。
2-③でもありましたがシミレーションのプリントや小さな色見本を見るのと
現地で塗り付ける色は廻りの建物等の対象部となる色や光の加減で印象が変わってしまします。
それをもう一度確認していただきます。(必要があれば)

黄色線の左が当初打ち合わせした色味で
こげ茶は(艶消し)ベージュ(しっとり艶)のツートンで思ったよりベージュが明るく見えてしまいます。
右側はもう一段階ベージュを暗くしてみました。こちらの方がいい感じになり右側で決定です。
その他、雨樋やシャッター等の細部の色や艶加減んも決まりました。
ここで・・
私はいつも当社を選んで頂いたお客様へお礼を施工でしております。
N様邸は元のサイディングに石目調の柄が付いているのですがこの場合、色を変更し新たな塗装を塗ることで柄が消えてしまいます。
柄を再現できる工法も御座います(お見積り時にお話ししています)が料金が高くなってしまうので柄を塗り潰す選択をされる方が多いです。
今回決定した色味は在庫で余っている材料がありますし・・いろいろ考えながら一度見本を作り見て頂きました。

こんな感じです・・・一色でべた塗でもサイディングの凹凸の陰で質感は完全に消えませんが
このように目地と柄になる部分をベージュ(しっとり艶)より一段階暗くしたセメント色(艶消し)を入れることにより、ちゃんと石目調のタイルが張り付けてあるように見えます。
いかにも塗り替えて綺麗になったという感じと違い新たにサイディング交換したような感じに見えます。
ご依頼者様は気に入ってくれましたので、サービスで頑張らせて頂く事になりました。
施工風景・・
塗装の施工風景は各部位の素材により使用材料や施工手順が異なり
説明が長くなり過ぎるので割愛させて頂き外壁の石目調柄の再現施工風景になります。

下地補修やシーリング工事が完成したら外壁全てと窓ガラスやサッシを綺麗に洗浄していきます。
後に各面毎に養生をし下塗り(サイディングと新たな塗料をしっかり密着させる材料)を塗り付けて行きます。

目地や柄になる部分を作るために一度全てセメント色の艶消し仕上げ塗料を2回塗り付けます。

先ほどの塗料が乾いたらメインになるベージュ(しっとり艶)を専用ローラーで2回塗り付けて行きます。
ここで柄の出し方ですがローラーで塗り広げるとき力の加減で柄を沢山だしたり控えめにしたり出来るのですが
N様邸はツートンになる事もあり柄が沢山でると全体的な纏まりが損なわれてしまうので
柄が控えめにでるよう施工しました。
サイディング石目調柄再現動画
完成です。

こげ茶は艶消しマッドでベージュ部はしっとり艶で全体的に落ち着いた感じで
築27年のお家が新築のようになりました。
その他の施工も他ブログに致しますが外壁はこんな感じです。
以下は写真集のみになります。
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