N様邸その他のサービス(ついで)工事

外装工事で全体の工事をしていると・・

初めは気にも留めず見えなかった物が多々見えてきます。

あちこち隅々まで触っていくので、ほんとに沢山見えてきて気になって仕方なくなります。

そんな時は気になったことをお客様に報告し潰していきます。

例えば、

工事中、外装がどんどん塗装され綺麗になっていくと通常塗装を行わない

サッシやアルミ笠木等の焼き付け塗装のアルミの傷やくすみが目立ってきてる・・

あそこの網戸が破れている・・

使われていないアンテナの支柱が壁にくっ付いている・・

あの配線って使われていないのに壁にくっ付いている・・

ココの照明器具の電球って変えにくい場所にあるから変えていないだろうな・・

2階廻りのサッシのレールに汚れが溜まってる・・内側からは掃除しにくいからね・・・

書ききれないです。

こんなことを毎回サービスしていたら会社潰れます。が

外部でのこの仕事はずっと天候に左右され続ける仕事で

冬は次の工程まで乾かす時間が長かったり

夏場は急な通り雨で待機していたり、雨上がりの日の施工は

下地の乾き具合を確認しながら現場で待機していたり・・等々

当然、全く余裕のない物件もありますが、そんな時間を使ってやってます。

 

今回の物件で行えたサービス工事の紹介になります。

サービス工事だけあって写真が乏しいですが有るのもは付けておきます。

 

今回の工事では外構廻りは施工範囲外としていましたが。

玄関前の床タイルが無くなているのが気になり補修工事で使用した材料でついでに形だけ成型しました。

こんな感じです。欠損したままよりは良くなったと思います。

網戸の破れです。網戸は何方の物件でも1~2枚破れていることも多いのでだいたいは勝手に交換しています。

サッシに合わせて網はブラックにしました。こちらの物件はお客様ご自身で一生懸命に張替えをした網戸が沢山ありましたが不慣れでシワが寄ったりヒゲヒゲになっておりましたので私の方でやり替えておきました。

気が付けば残りは数枚でしたので結局全部張替えました。

通常、私はこの様な室外機配管のカバーはいったん取り外し

カバーの下になっている部分の下地補修・シーリング・塗装をきちんと行いカバーを復旧しています。

今回はカバーの劣化や歪みが大きかったので室外機3台分で20m分程新品に交換しておきました。

外壁がベージュになったので同色のカバーに変更しました。

室外機配管がお部屋の中へ入る部分、壁に穴が開いている部分にパテが入っていない事が多々ありますので

復旧時にパテも入れておきます。

外構フェンス・扉のくすみや傷です。扉の下部は結構な傷ですね。

此方も黒色の2液型シリコン塗装を行う時に塗っておきます。

雨降りの日の撮影で分かりにくいですが綺麗になりました。

アルミサッシのくすみが目立ちます。クリーニングしてみましたが

変わらないのでついでの時に塗装します。

綺麗になりましたね。因みにアルミへの塗装は剥がれの心配がありますので

目荒らし・密着材塗布・シリコン塗装という工程で行います。

艶のある塗料ですとテカテカして質感が損なわれますので、しっとり艶を使用します。

赤色矢印の部位も同様で塗装して綺麗になりました。

続いては雨樋です。あるときガムテープが張ってあると思い剥がしてみると割れていました。

此方はカーポートの雨樋で1本全て新品に交換しました。

建物の方にも2か所ほど割れがあったので中間のみ交換しました。

残念ながら交換した写真はありません。

 

 

スチール板金庇の上を塗装の下処理中に出てきました。腐食し錆で板金がペラペラになっており研磨中に

穴が開きました。真面にやるなら追加費用を頂く事になります。

お客様とお話しをして私なりのサービスで出来る方法できちんと修理します。

先ずは通常通りの工程で2液型のエポキシ系の錆止めを塗ります。

穴を全て埋めて行きます。並みの施工ならコレで塗装しておしまいです。がダメです。

直ぐに悪くなってしまいます。その場しのぎで行う仕事ならしない方がいいですしね。

 

穴が開いていた部分を全体的に板金をしっかり貼り付けました。淵廻りはシーリング処理を行い

後は通常通りの工程で塗装を行っていきます。

このパッチ張りの跡が出てしまいますがココは見えない場所でしたので

この様に見た目より機能性を優先した事で、サービス工事にてしっかり治す事が出来ました。

上記以外には、窓ガラス・サッシ・レール全てクリーニング

表札・ポスト塗装や不使用の外部照明器具撤去や電球交換・不使用配線の撤去等々

私なりに抜かりなく行わせて頂きました。

(各物件でついで工事を行える量や内容は変動します。)

 

最後に

 

この様なサービス工事は過剰でアピールの一環と思われそうですが、

一担当の私がご依頼を頂いてから工事提案・施工(営業・管理・施工)をてを行うことで

ご依頼者様から頂いた工事費用を全て工事費用に使えるから出来るのです。当たり前ですね。

 

では、他社より高額で契約しているから?

例えば今回の外装修繕工事(外装の機能・美観共に建て頃の様に戻す工事)の費用は

一般的な企業が外壁塗り替え工事(外壁の美観を建てた頃に戻す工事)として契約してる料金程です。

 

多くの同業は、お客様がお支払いした工事代金と責任を

元請け・下請け・工事施工会社・末端技術者の順に下らせていくので

 

もし私が下請け業者として今回の工事を請け負ったら、ちょっとしたサービス(ついで)工事は一切できません。。

末端職人の工賃は、お客様がお支払いした料金の半分以下になる事もあり契約通りの工事すら難しくなる事も多々ありるんです。

 

これでN様邸の各部位ビフォーアフターブログはおしまい。

 

 

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